クロック・ラン

10/11
前へ
/11ページ
次へ
8無限ループは  気がつくと私は教室にいた、さっきまで何があったのか思い出せない状態で。 「時乃ー分かるかー」と先生が心配そうな眼差しを向ける。  いつもどおりうなずき、「トイレに行ってきます」で教室から出る。  私は見てしまった。いつもどおりの行動をしたら先生の口がV字につり上がって―  私の頭の中で何かが弾ける。何かを押し殺していたものが一気にん解ける感じ。  そう、私はさっきまで奴ら、と戦って気を失ってたんだ、それで―  私はそれ以上言うことができなかった。私の方を何かが貫いていく。  薄れゆく意識の中、私は考える。  これが、運命か、、、、。  NEOFin
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加