クロック・ラン2

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7目が覚めると  私が目を覚ますと、病院のベットだった。(といっても仮設病院)私はすぐに腕を見る。大丈夫、まだ持っている。私は、なぜ襲われたのか。憎たらしいことに、こういうときだけ私の頭はよく回る。  どうにかしてあの連中にぎゃふんと言わせてやったろう。(ぎゃふんは死語なの?)私はすぐに別ベットから起き上がろうとする。肩が痛い。慌てた看護師さんに止められる。  私の頭がひらめいた。クロック・ランを使って時を遡って自分の行動を改めれば。うん、完璧すぎる計画だ。そうなれば即行動。私はクロック・ランの竜頭をひねる。  軽い耳鳴りがして終了。  私は自分のいる教室へ向かう。思ったとおりだ。やっぱり机の下に潜った。私は走って教室を出る私を追いかける。後数十メートルで校庭というところで止めた。  「よく考えて、あなたは、あのあとどうするつもりなの?」「渡して、なんの利益があるの?」  利益  この言葉に、私の耳は動いた。わかりにくいから、今の私をオリジナル。もう片方を1としよう。  オリジナルはすぐに1を引っ張って教室に連れ戻す。この時1は気絶していた(だって首根っこを掴んでたから)。  その時、私はみてしまった、倒れてる私と倒れてる私を看病している私のことを。
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