247人が本棚に入れています
本棚に追加
1月14日
こんにちは。
いつも読んでくださりありがとうございます。
スター、スタンプ、コメントもありがとうございます。
10日は、娘と一緒に父が入院している病院へ行く予定でした。
母と兄と4人で、父とリモート面会ができることになっていました。
でもその前に、父は旅立ってしまいました。
入院してから12日。
あっという間でした。
父は、とても穏やかな顔をしていました。
まるで、ちょっと昼寝をしているかのように。
呼んだら目を覚ましそうな気がしました。
亡くなる1時間ほど前、父は看護師さんと普通に会話をしていたそうです。
翌日、私たちが会いに来ることも知っていました。
もう少し。
あともう少しだけ、待っていてくれたらよかったのに。
ベッドの上の父を見て、
「お父さんらしいね」
と、兄が言いました。
「転院して手術して、施設に入って。これから僕たちに迷惑をかけたら申し訳ないと思って、そうなる前に、急いで逝っちゃったんじゃないかな」
面会で皆の顔を見たら、旅立つ決心が鈍るとでも思ったのでしょうか。
子どもに甘えず、頑固で我慢強い人でした。
そして、とてもとても優しい人でした。
父がいなくなって、自分がどれほど父のことが好きだったのかを知りました。
もっとたくさん話したかったし、また一緒に旅行にも行きたかった。
もう会えないと思うと、悲しくて悲しくて仕方がありません。
母は、父が亡くなったことをすぐに忘れてしまうため、聞くたびに大きな衝撃を受けてかわいそうです。
母「良い旦那さんで、良いお父さんだったねえ」
本当に。そして、孫のことを大事にしてくれる、良いおじいちゃんでもありました。
昨日、葬儀が終わり、実家に遺影を飾りました。
娘が撮った父は、にこやかで優しい表情をしています。
母はこれを見るたびに、父が亡くなったことを知り、また思い出して、悲しくなるのかも知れません。
「もうすぐそっちに行くからね」
母が遺影に語りかけていました。
でも父はきっと、母が長生きできるよう、温かく見守り続けてくれると思います。
最初のコメントを投稿しよう!