1月30日

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こうなることは予想していましたが、1日に何度も、鋭い口調で責め立てる電話がかかってくるとは思いませんでした。 「お父さんが亡くなったから、生協のお金がお父さんの口座から引き落とせなくなるでしょ。だから止めてもらったんだよ」 そう言えば納得するのですが、すぐに忘れてしまうため、また受話器を取ります。 母は生協にも電話をかけました。 繰り返し同じ内容の電話をするため、生協からも私に連絡が来るようになりました。 申し訳ないし、私も精神的に辛かったので、兄と相談し、生協を再開することにしました。 生協の方も、母の注文の多さは尋常ではないと思っていたようです。 こんな方法がありますよと、丁寧に説明してくれました。 私が生協の「e-フレンズ」に登録すれば、母が注文した内容が私に届き、ネットで当日の夜11時まで、電話では翌日の夕方5時まで内容を変更できると教えてくれました。 母が頼み過ぎていたら、私がその商品を削除できるそうなのです。 なんという素敵なシステム✨ 感動したのも束の間、父が生きている時にこのシステムを利用してあげれば良かったと思い、気持ちが沈みました。 もっと早く、生協に相談するべきだったのに。 それでも、これからは母の大量買いを防ぐことができます。 ただ、それは母が紙の注文書(買いたい商品の欄に欲しい数を記入するようになっています)を提出した時に限ります。 今まで、生協の配達員の方が来た時、インターホンを鳴らしたりドアを叩いたりしても母が出て来ず、注文書を回収できなかったことが多々あったようです。 そんな時は、母は後から電話で注文をしていたそうで、そうなるとネットに注文内容は反映されず、私が削除することは不可能になるとのこと。 注文書を予め外に出しておけばいいと思ったのですが、兄はこう言いました。 「そんなことをしたら盗られるとか言いそうだし、新たなトラブルになりそう。 上手くいくか分からんけど、兎に角やってみるしかないよね…」 夫は反対しました。 私が削除したら、「頼んだ品が届かない」とまた生協に電話をするに決まっていると。 そもそも、認知症の母を家に1人で置いておくのが間違いだと言います。 何かあってからでは遅いし、冷めたご飯を1人で食べるなんて可哀想だ、無理やりにでも施設に入れるべきだと。
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