番外編〜episode.2〜

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「あー、もう、いきなりバラすからびっくりしたー。」 「山吹だけは危険すぎるからな。」 「えー?大丈夫だよー。まぁ、山吹君誰にも言わないって言ってくれたから良かったけど。」 ………いや、危険てそういう意味じゃなくて。 つうか、バレるのは別にもういいだろ、いい加減。 とは思うけど、とりあえず口には出さずに那紬と2人第二営業課に戻る。 まぁ、山吹はあんな奴だけど信用はできる奴だからな。まだ暫くは秘密のオフィスラブ続行だよ。 と、若干がっかりしたのも束の間。 定時を少し過ぎて午後の外回りから戻ると、困ったような笑顔を貼り付けた那紬が、営業事務の女子社員に囲まれていた。 「戻りましたー。」 何事かと思いつつも那紬の隣の自分のデスクに近づけば、 「あっ!比嘉さん!もう、水臭いじゃないですかぁー!」 「へっ?」 この前入ったばかりの新人、新井田さんに突然詰め寄られる。 「比嘉さんの彼女って、片瀬さんだったんですね!」 あら、バレてーら。
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