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「お前、どうやって落としたんだよ、あの片瀬を」
「それ!俺も聞きたかったんだよ!」
「マジそれ!」
他の奴まで乗っかってきやがった。
「うるせーよ、誰が教えてやるか。」
「何だよ、勿体ぶんなよ。彼女作らねーとか言っときながら水面下で必死で口説いたのか?」
「さあな、」
「あ、まさか酔わせて無理矢理ホテル連れ込んだんじゃねーだろうな。」
「無理矢理じゃねーし。」
「……は?マジで連れ込んだんか?」
「あ。や、ちげーし。」
「うわ、最悪。まさかそれをネタにして強請ったとか?」
「はぁ!?んな事するわけねーだろ。」
「そうでもなきゃ、何で片瀬がお前と付き合うんだよ。」
「…………だよな、奇跡だよ。那紬が俺を、とか。」
「や、いきなり惚気んなよ、キモっ…」
「………うるせーな、マジでお前ウザいわ。」
今度こそ立ち上がって那紬の元へ行こうとすれば、
「悪い悪い、いいからほら、これ飲んで、まあ、座れって。」
と、捕まえられてまた無理矢理座らされる。
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