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目に、絡み合っている裸の男二人が飛び込んで来る。
「うわっ!」
私はびっくりして、思わず、声が出てしまった。
こ、こんな漫画をうら若き綾乃お嬢さまのような女子たちが、日々、食い付くように読んでいるのだ。
ああ、恐ろしい……。
「速川! 早く!」
綾乃お嬢さまに怒られる。
しかし、正常な男である私には、これ以上読み進められない。
「あ、綾乃お嬢さま、私には、これ以上無理でございます」
私は、震える手で、漫画を閉じた。
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