卍お昼時卍

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ヤモリさま 真白ノ尊(ましろのみこと) 「われが…とってきてやろう。 魚がとれる場所も、肉がある場所も 分かっているからな。」 ! アタシ 麓山 紗柰(はやますずな) 「そ、そんな! そこまでなさらなくても…!」 アタシの肩から、飛び下りた真白さまは 縁側から外に飛び出してしまった! ヤモリさま 真白ノ尊(ましろのみこと) 「まあ、大人しく待っていろ!」 …あらら、行ってしまわれた… ま、まあ…サラダの他にも 野菜で作る料理あるし… 作りながら、大人しく待ってましょう。 その間に、冷蔵庫から 他にも使う野菜を取り出していく。 卍数時間後卍 食卓テーブルの真ん中に サラダを盛ったお皿を乗せ そのサラダを囲うように 野菜炒めや、野菜スープを並べていく。 それから、少しして… 玄関先に何か置くような音が聞こえて 慌てて玄関先に行ってみると 尾が縛られた鮎が5尾葉っぱの お皿に乗せられたものと その隣に、後足が縛られた ウサギが2羽が土間に並べられていた。 ドアから外を見回すけど誰もいない… その、そばには小さな真白さまがいた! ヤモリさま 真白ノ尊(ましろのみこと) 「すまない、待たせたな。」 アタシは小さな真白さまを両手に乗せる。 アタシ 麓山 紗柰(はやますずな) 「これ、ぜんぶアナタさまが! こんな小さな体で…お疲れ様です。 そうだ!お食事の ご用意、出来てるんですよ♪」 アタシは肩に小さな真白さまを乗せ 鮎が乗った葉っぱのお皿を右手に 足を縛られた二羽のウサギを 左手に、台所に向かった。
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