私は、あなたの味方です。

8/13
前へ
/13ページ
次へ
鹿乃子……女の名前は、「かのこ」でしょうか。いかにも可愛く気取っている、というポーズ。 ……詳しく書くと、日記を破きそうなくらいに怒り狂う気がします。なので、どんなポーズかは純恋の想像で。 でも、どんな特徴の女かは、私のメモも兼ねて記録しておきます。 ・髪をピンクに染めている。 ・フリフリの白レースがごちゃごちゃしているゴムでツインテール。 ・無地のグレーパーカーに対して、ショッキングピンクのミニスカート。 足元は、写真に収められていなかったので分かりませんでした。 ホーム画面をスライドすると……今度は、私と雪乃のツーショット写真。 あ、私の写真もあるのか……という気持ち。トップ画面に表示されているアプリのお陰で、私が隠れていて。私を必死に隠そうとしているようにも見える。許せない。 という八つ当たりに近い気持ち。2つの気持ちが混濁していました。 そうそう! メールを見たら、女の苗字もちゃーんと知れました!  ……しっかりと脳内に染み付いているので、わざわざ書く必要はないです。という理由で、メモはしません。 その後、すぐに雪乃は帰ってきて、彼は何も知らずにドライブをしていました。 スマホは、元の場所にちょこんと置いておいたので、バレませんでした。 帰宅してからも、「鹿乃子」のことをスマホやパソコンで、ちょっと調べました。 そしたら、住所や電話番号など、色々特定できちゃいました! 本当にちょっと、調べただけですよ? ……で、現在。この日記を書く私に至っています。 ってヤダ、私! グダグダと長文を書いてしまいました。ごめんなさい! 最後に1つだけ! 純恋は、私の味方でいてくださいね?
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加