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「楓も」
するすると体から布が取り払われていく。
同じく布を押し上げている下着を見られても、廉の中心は変わらないで上を向いている。そのことにほっとして、楓は腰を浮かせて脱衣に協力した。
「これ、楓が脱がせてくれる?」
廉が自身の下着を指す。
「じゃあ、一緒に……」
膝立ちで向かい合って、互いに布に指を掛けた。下に引くと、ふるっと押さえ付けられていたものが顔を出す。思わず身じろぐと、廉のものと触れ合った。
「あっ」
びくんと跳ねさせた肩を捕まえられ、そのまま押し倒される。
「楓……」
「んっ、ふ……、……は、ぁ、れんっ、あ、あっ、あっ!」
きつく勃ち上がった熱に指を絡められながら、首筋を舐め上げられる。
「すごい興奮する……楓、声かわいい。もっと聞かせて」
「やっ……そ、外……聞こえる……」
「そっか。じゃあ......声はまた今度」
キスで唇を塞がれ、廉に声を吸われる。
廉のもう片手が胸に伸びてきて、先端の粒を転がす。むずむずとした感覚に堪らず顔を逸らしてキスから逃れると、楓は息も切れ切れに訴えた。
「んぅ……れ、れんっ、俺ばっか、やっ……」
手を伸ばし、廉の熱に触れる。体格に見合って大きくて、それから硬い。先端まで指を滑らすと、興奮のしるしがぬるりと触れた。廉の口から悩ましい溜め息が溢れる。
「廉、……きもちい?」
指で扱くとまた大きくなった。うれしくて、今度は楓の方から唇を寄せ、舌を絡めながら手を動かしてみた。
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