プロローグ

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プロローグ

「この女が俺の妻だと」 「ここにはそう書いてありますね」 「……金が目当てだな」 「え」 彼は冷たい目で手紙から目を逸らした。 「金が欲しくてそんなデタラメを言っているんだ、こんな女、ほおっておけばいいさ」 彼は白い手紙を破り捨てた。 小さくなった白い紙は、悲しく部屋に散っていた。
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