やるべきこと

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「んーっ!」 綾女は伸びをする。 「綾女ー夕飯できたよー」 「わかったー今行くね!」 階下から聞こえる母親の声に返事をして、パソコンの画面を閉じる。 「これにて完結。短いけどこういうの好きだなぁ・・・」 つぶやき、笑みを浮かべる。 「さて、私も“やるべきこと”をやりますか」 綾女は、取って付けたような仮面の笑顔を顔に貼り付け、“皆が望む工藤綾女”をつくりだし、階段を降りていった。
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