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スノウホワイト 愛読ありがとうございます2(2024・5・6)
GWも終わりますねえ。明日からまた怒涛の平常勤務が待ち受けております。
機動戦士ガンダムは皆さんご存知と思います。私は小学生の頃学校帰りに再放送を一生懸命見ておりました。そのころは
「シャアかっこいいなあ。アムロうじうじしてていらっとする」
と思っていました。その後、成人してから何かの機会でDVDで全話視聴し、
「やっぱ面白いわ。アムロの成長譚なんやなこれは」
と思いました。シャアの人格は完成されており変化しませんがアムロは大成長します。
あんなに執着していたガンダムと決別し、仲間の元に帰っていく選択をするアムロに感動したのです。
個人的にはニュータイプの話はいらんかったなあと思ってます。
ホワイトベースに拾われた偏屈な少年が出会いと別れ、生と死を経験しながら、生き残った仲間とともに生きていく決意をしてガンダムを捨てる。
アムロの天才はガンダムとともにあったのですから、ガンダムを捨てたアムロは一人の普通の少年になって、きっとこれから素敵な大人になっていくんだろうなあ、などと思いました(ゼータガンダムの設定には不満しかありません)
ガンダムは、何が正しくて何が悪なのか分からない世界を私に見せてくれたアニメでもありました。
ガンダム、よい話だわ。
そんな気持ちに冷や水を浴びせてくれたのが「イスラム国」でした。
アムロが拾われたのはホワイトベースという地球連邦の枠組みに入っている組織だったから良かった。何が正しくて間違っているかは分からないけど、ルールに則った戦争に参加することができた。
アムロが拾われたのが「イスラム国」だったり「タリバン」みたいな集団だったら?
狭い組織の中で醸成された独特な正義に基づいて動く組織だったら?
そこにアムロという天才と、世界に致命傷を与える武器がそろっていたら、どうなったんだろう。
スノウホワイトを書き始めたころは漠然と考えていたこの思いに作品が到達するとは思っていませんでしたが、シラユキ、神山と言う逃げる道のない若い人の姿と、無関係なのに居合わせただけだった濱井を描くことができて、つたなかったとは思うけれど、自分の中に腑に落ちるものがありました。
マガジンに「平和の国の島崎へ」と言う漫画が連載されています。幼いころにテロ組織にさらわれて無敵の暗殺者になってしまった島崎の脱出劇です。
私には出せなかった答えを出してくれる漫画ではないかと注目しながら読んでいます。
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