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部活仲間の、ゴツい奴らが羨ましかった。そいつらはむしろ女子受けが微妙だったから、逆に羨まれてるのを知っていたけど。
「的場って、わりところころ、彼女変わるよな」
「あー、なんかなー、しばらく付き合うと面倒になっちゃって」
「なんっだそれ、滅びろっ」
「いやー、女子と付き合うの、めんどくね?俺、お前らとつるんでる方がぶっちゃけ好きだわ」
「うーわー、贅沢な奴!」
口々に罵られながらも、ガシガシと頭を乱雑に撫で回されたりするのが好きだった
俺は部内でもやはり小柄で、周りはみんなデカくて、なんとなく弟のように可愛がられてる感がぬぐえなかったけど、それでも。
チームでは主力ではなかったけど、チームメイトとはうまくやっていた。
囃されながら、茶化されながら、それでもやっぱり、時々できる彼女よりも、奴らとつるんでる方が楽しかった。
女の子が好きではないわけではないし。エロいことに興味がないわけでもないし。
ヤれるもんならヤりたいし、だけどだからといって、それが全てになるわけでもない。
見た目のイメージが先行して、優しいとか可愛らしいとか穏やかとか癒し系とか、そういうパーソナリティを期待されても、俺自身は別にそういうタイプでもない。
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