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これまでのあらすじとご注意
2025年。
世界は、病のない世界になりつつあった。
あらゆる重病、難病、不治の病は、急速に回復し、病を抱えていた人たちは歓喜したが、製薬メーカーは次々と倒産し、病院も経営が成り立たなくなり、医療従事者は職を失う事態に追い込まれていった。
なぜ病が突然、消滅したのかは医者にも科学者にも、誰にもわかない謎だった。
IFUという謎の組織の仕業か?
多発して目撃される未確認飛行物体の仕業?
マッドブレインと呼ばれるAI脳を持つ異種ヒューマンなのか?
病がなくなることは人類の夢のはず。
不老不死も予見される世界だが、
ユートピアだとする人たちと
ディストピアだとする人たちで
世界は分断されつつあった。
病とは何か?
人間とは何か?
いま問われていた。
そんななか、人口2%の脳を持つギフテッド(天才能)の平野圭太(18歳。高校3年生)は、エンジェルという謎の人物から脳を覚醒させられ、IQ235から385という脅威的な天才脳に覚醒した。
その高いIQはギネスに認定され、ニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100人」にも選出され、一躍時の人となる。
夏休み。全国統一模試で15万人中1位となった平野圭太は、上位50人が集まる決勝大会に招待され、会場である東京のホテルへ、彼女である大金持ちのお嬢様、天神ニチカと共に出席する。
会場には、中・高と5年間、全国統一模試で1位だった、日下部・ガネーシャ・さくらもいた。
そんな会場に入った圭太は、いきなりステージに上げられ、スピーチすることになったが、エンジェルが格納した圭太の脳が、驚くべきことを彼に語らせることとなる・・・。
【ご注意】
第3章は、第1章から読まないとわからないことや、伏線回収もいろいろしていますので、第1章から読まれることをおすすめします。
読んでいただき、本当にありがとうございます。
アニエス・エヴァ
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