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地球の平和
ーー俺達が地球の平和を守る!!
5人の陰キャラ男子高校生が銘々にポーズを決めた。
眼鏡の男、秋空が鋭い視線を1人の男に向けた。
「太郎!動きにキレがないぞ!」
太郎はみんなに注目を浴び、ぺこぺこしている。
「す……すみません」
「じゃあもう一度だ!」
「「「「「俺達が地球の平和を守る!!」」」」」
もう一度切り替えて5人はポーズを決めた。
今度は皆んなが納得いくポーズだったようで、みんな笑顔になる。
「今日の部活は終わりだな!」
「帰ろー帰ろー」
皆んなが帰り支度を始める。
すると太郎が申し訳なさそうに手をあげた。
「あの……すみません。なぜ、地球の平和を守るなんですか?」
男は呆れた顔をした。
「お前わかってない!考えてみろ!このクラスの平和は地球の平和に繋がるんだぞ?クラスが平和じゃなければ、地球の平和とは言わんだろ?」
みんなが頷いている。
「な……なるほど!勉強になります」
太郎は、マイノートに今聞いた事をメモっていた。
「まーまー太郎は、最近転校してきたばかりだから知らなくてしょうがないよ」
おかっぱのストレートの男圭が太郎の肩をだき、太郎に微笑む。
みんなもその意見に納得し笑顔に変わった。
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