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間違えてはいけないだけでなく、平日の朝のため出勤前という時間的なプレッシャーも感じさせずに、雅は2枚の婚姻届に記入を済ませる。
「さすがだ…じゃあ、夕方提出に行こうね」
「ん、迎えに行くな」
「今日は外出しないって決まってるの」
「咲哉?」
「そう‘出勤するのか?’とも聞かれたけど、どこも12月に休めないでしょ?だから内勤で定時上がりは絶対の出勤」
こうして出勤した私は
「結婚おめでとう」
と精鋭部隊から、また1000円弁当のお祝いを受け取り
「届けは今からなんですけど…ありがとうございます」
と美味しく頂いていると玲が
「デザートのお祝いケーキよ~」
ケーキ屋さんの箱と紙皿を持って来た。
「全部違う種類なの。主役の結愛ちゃんが一番に選んで、あたしが二番ね」
「「「「「なぜ?」」」」」
精鋭部隊5人は息ぴったりだ。
「あたしの家族が増えるのよ?あたしも準主役ってとこね。5人はじゃんけんしてね~」
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