第四章 王様と昆布

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第四章 王様と昆布

俺、志村智司(しむらさとし)は事故にあい、三途の川でたらいまわしにされたあげく、閻魔を恨めというカエルの船頭の言葉に、三途の川へ飲み込まれていった。 変な男の子にカツアゲわされた挙句、いらないといわれ、気が付くと獣人の国へと召喚された。 うさん臭さと魔導師はいらないといわれその国を出ることにした。 その時一緒に召喚された佐々木誠也(せいや)君二十三歳は、そこへ残ると殺されるかもしれないと俺の後を追い、脱出してきた。 そしてこの世界で出会った奴隷の子、クリンとジル、それと貴族を捨ててまで俺たちの後をついてきたリリアとお付きのサル―。 次々と仲間を増やし、俺達はこの島を出るために東へ、東へと向かって行くのだった。
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