第二十一話 目玉の木

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俺は、ロード〈洲〉が、かけたところを見たことがない、ここは案外下の地盤がしっかりしていると思う。 そこで、できるだけ東側から、ここを通って、火山の下まで橋をかけるのはどうだろうか? 橋だって? 俺は写真をみんなに見せた。 「これはどれも海の上にできたデカイ橋なんだ」 ダークツリーが通れる幅だけにして、ここまで誘導する。 でも魔石も足りないのに? この道の中に練り込んで取れないようにする、いくらなんでもとれないのは無視して次々と前へ行くしかないと思うんだ。 俺たちは、小さな島なんかにも頼み、魔法をつかえる人たちを集めることにしたんだ。 キリクさんを中心に、島々へ頭を下げに行く。 そして、俺たちはサウザンドアイランドへ上陸した。 街は活気があり、どこへ行っても除草剤が売られている。 そして一番は、国同士の王を見張るという事が行われていた事だった。 それはキリクさんのお父さんから聞いた昔話になぞられ、ちゃんとした話が教会側から伝わったからだ。 王は何のために国にあるのかを考え、民の事から目が離れ、自己中に走り始めると、目玉が現れる。 その監視を各国の王どうしが、貴族も含め、曲がらないように見守っていくという事だ。 俺たちは、その計画を話し、魔法をつかえる人たちを貸してほしいと頼んで回った。 そしてその回答が、こういう話だった。 もし、それが成功したら、この島にも力を貸してほしいという。 それはかまわない。 只火山の問題がある。 それは大丈夫だという、火山は、俺たちの島から並ぶようにある、だいぶ遠いが、なんとかその橋を完成させアーリウエストを救いたいという。 何故という言葉に、このまま難民が増えれば、食糧が足りなくなり、この世界は本当に消えてなくなるという。 だからこそ、ヒールランドの再生ができた時には、俺たちに、島全部の統一を頼みたいという。 そして、まだ何とか持っている隣の国を救い、この島を救ってほしいというのだ。 俺たちは協定を結んで歩いた。 そして、俺たちも監視をしていますよと言う文句をつけたしたのだった。
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