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エピローグ
付き合い始めて数か月。俺と乙葉は会社でも公認の仲となり、充実した毎日を送っている。
超がつくほど鈍感なくせに、時折大胆な言動をする彼女に、毎日振り回されているが、そんな乙葉が愛しくて、日に日に好きになっているのも実感している。
「快斗さん! 見てください、このマグカップすごく可愛いです」
とある日曜日。来月から同棲をスタートさせることになっている俺たちは、二人で雑貨屋に来ていた。
二人で暮らすとなると、家具や食器を買い足す必要がある。正直大変だろうと思っていたけれど、これが案外楽しくて、こんなふうに二人でぶらぶらと出かけるのが俺の今の楽しみになっていた。
「快斗さんは青と緑、どちらがいいですか?」
「どっちでもいいよ。好きにしたらいい」
「わかりました。じゃあ青にしますね!」
声を弾ませ、同棲生活を楽しみにしている乙葉が可愛くて仕方がない。
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