感情、知性の複合体

18/25
10197人が本棚に入れています
本棚に追加
/392ページ
大西さん、津川さんも含めてオールブラック集団か…向かいから歩いてくる悠仁たちを見て、集団ストーカーがずっと昔のことに感じる…と思い、クラッチバッグを持たない右手をグーパーと動かしてみた。 すぐに悠仁から支配人を紹介される…支配人って偉い人でしょ? 「ここでいつも世話になる谷口支配人だ。支配人、俺の大切な女だ。俺がいない時にもよろしく頼む」 「かしこまりました。谷口と申します」 「天野玖未です…」 名乗られたので、とりあえず名乗る。 「天野様。当館をご利用の際は私にお声掛け下さいませ」 コクンではいけない…。言葉だよ。 「…ありがとうございます」 これでいい?という風にチラッと悠仁を見るのは許して欲しい。移動するとなって悠仁たちの視線の先に見えたのは…さっきも見えたけど舞花?下を向いてスマホを触っているけど舞花だよね… お待たせ、は全然問題ないけれど…ちょっとぽっちゃりとしてるのが半年とかでなく1か月ちょっとで大丈夫かな?と心配になる。再就職とかのストレスかな?何かの病気でお薬の副作用とかもあり得るから、触れないでおこう…舞花から話してくれるなら聞くけれど。
/392ページ

最初のコメントを投稿しよう!