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ちらちら
窓の外はちらちらと雪が降り始めていて、家の中にいると人肌が恋しくなるほどだ。
いつもあるはずの温もりがなくて、その温もりを求めるように俺に触れてくるお前を想像しながら自分の手を服の中へ潜り込ませると、寒いからなのか、それともお前のせいなのか、すでに二つの蕾がぷくりと膨らんでいた。
指先で弾いてみると、ピクンと反応する中心部に、思わず開いていた脚を閉じてしまう。
寒いはずなのに、自身の行為で熱を持ち始めた身体は着ている服を一枚ずつ剥いでいて、気づけば薄橙色一色になっていた。
露になった自分の身体に触れながら、握りしめたそこを上下に動かせば、甘い声が漏れ始める。
「んっ、ふぁっ、あっ……」
夢中で擦れば限界を知らせるように震え出し、後の蕾へと手を伸ばそうとした瞬間に、その腕を掴まれた。
「もう限界……」
そう言って、外からの冷たさを持ち帰った指がゆっくりと中へ入り込んでくる。
――やっぱりお前じゃなきゃ感じ足りない――
そう感じさせられた。
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