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正直、子供なんてほしく有りませんでした。面倒だし、居なくても生きていける。そんな気持ちで居ました。
ですが、ある日そんな僕の元に産まれようとしてる赤ん坊の魂を神様が授けて下さったと聞かされました。望まない命、それでも、その子は沢山の事を教えてくれました。
赤ちゃんの一部は親を選ぶと言う事。
選ばない子もいるけど、納得して親の元に来る子がほとんどだと言う事。
産まれたくて一生懸命な事。
正直、色んなことが馬鹿げてる気がしていました。赤ちゃんを望まない親の元にも勝手に赤ちゃんはやって来るのですから。赤ちゃんって自己中じゃん、って思う事もありました。自己中になってでも産まれたい命がある、それを知った時この物語を書く事を決めました。
パパやママの生きた人間の赤ちゃんになりたい、そんな赤ちゃんの願いが少しでも叶う様願ってこの物語を書いています。
どうか、1人でも多くの人が命と言うものに対して何か感じてくれたらと思います。
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