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「では、愛はどこからくるのですか?」
「人と人。いや、動物や植物、生きてるもの全て。」
「そうですね。では、答えがでましたか?」
「うん!答えは、全ての命。」
「それが、きららさんの答えですね。わかりまし
た。では、次の試験も頑張ってください。試験は
質問だけとは限りません。実技もあるかも知れな
いですよ。心して行動してくださいね。」
「うわぁ。なんか大変な事になってきたぁ。大丈夫
かな?私。」
「ここでは、自分を信じる力の強さがバロメーター
になっています。自分を強く信じてくださいね。
そうでなければ力尽きてしまいますよ。」
「そうなんだ。なんだか怖いけど。頑張ってみる。」
長い話に飽きてしまったのか、リリーは、すやす
やとママの腕の中で眠っていた。
マリーは、一旦、リリーを床に下ろし、前足の肉
球で頭の角を磨くように擦りながら、何か唱えだ
した。
「夢か現実か、さては恐怖か喜びか、こうも楽しく
ては泣きたくもなる。さようなーりー。」
すると、登ってきた階段が、ぐにゃぐにゃと形を
変えだした。
階段は橋のようにアーチ型になり、虹になった。
「わぁ。綺麗。虹になったぁ。」
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