4人が本棚に入れています
本棚に追加
「おねえちゃんだって子供なのに、何言ってゆの
さ。」
「え！心が読めるの？」
「もちろんだお。
それより、おねえちゃんは赤ちゃん役が下手ら
ね。
赤ちゃんはもっといっぱい笑わなきゃダメらよ。」
「ごめんね。でもさ、面白くも楽しくもないのに笑
うの？」
「赤ちゃんは、ママやパパにいっぱい笑って欲ちい
から自然に笑うんらよ。
それに、赤ちゃんは生まれてきた事だけで嬉ちい
んだよ。
ずっとお腹の中に居て、お外に出るのが楽しみで
仕方なかったんらからね。」
「なるほどね。」
「きららは、面白い事や楽しい事が無いと笑わない
の？」
「うーん。そうだなぁ。
何も無くても愛想笑いとかはするけどね。
なんかそう考えると、自分が冷たい人間に思えて
くるなぁ。」
「そうかな？冷たくは無いかもらよ。愛想笑いも、
誰かを笑わせたかったり、和んで貰う為にすゆん
じゃないの？あ、ママが来たよ。」
リリーがさっき来た方向から、ママらしきものが
やってきた。
最初のコメントを投稿しよう！