設定など 主に第1章が対象

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設定など 主に第1章が対象

1.物語の舞台 ハレ大陸 :物語の最初の舞台であるアシハラ王国がある大陸。 アシハラ王国 :第1章及び第2章の主要な舞台にして、主人公たちの所属する国。ハレ大陸南西部に位置する大陸三大国家の一つ。貴族による連合国家。平野部が多く、湖や川が多く水量が豊富だが農作物を栽培できない湿地帯も多い。 神聖リヒト :ハレ大陸北西部に位置する大陸三大国家の一つ。国土の7割が峻険な山岳地帯であり、食糧生産能力が低いため、他の三大国家と比べて人口は少ないが、質の良い鉄を大量に生産・輸出している。三大国家の一つではあるが、正確には一神教のリヒト教教会が統治する宗教自治区。 ドリテ王国 :ハレ大陸南東部に位置する大陸三大国家の一つ。王と官僚が政策を決定し、それに基づいて貴族が与えられた領地を運営している。官僚の中には平民も多い。他の三大国家と比べて国土が広いが、乾燥した平野が多いため、食糧生産能力はアシハラ王国に次いで2番目。 2.主人公 ボク :第1章ボク編の主人公。アシハラ王国最大の貴族の領主の甥。 ワタシ :第1章ワタシ編の主人公。アシハラ王国最大の貴族の領主の次男のそのまた次男。 オレ :第1章オレ編の主人公。孤児院出身の傭兵。仕事が無いときは飲食店の給仕。 3.宗教 ハレ大陸の主な宗教は3つ。 土着の自然崇拝 :神聖リヒト圏以外の全ての地域で見られる。 リヒト教 :アイン神を唯一神とする一神教。ハレ大陸で発生したシェスト教の分派であり、他の大陸ではほとんど見られない。教会は石造りで装飾は仰々しく、奥に長い長方形、高さは普通の家屋の3階建てくらい。 シェスト教 :ヒ大陸で発生し、総本山がエコー大陸にある世界最大の宗教。他の宗教に寛容で神に感謝して慎ましく生きていくことをモットーとしている。6柱の神々を奉る。教会は余計な装飾が無く、石造りで8角形、高さは一般家屋の2~3階建てくらい。神々の名前と司るもの、イメージ等は以下の通り。 ::アイン神  光と太陽と空  立派な髭&長髪のおじいちゃん ::ナハト神  闇と月と星と海 うら若き乙女 ::エルデ神  酒と豊穣と大地 ハゲ&ヒゲおじいちゃん ::ギューテ神 慈愛と治療   お母ちゃん ::ヤクト神  戦いと狩猟   甲冑に身を包んだ中年男性 ::ライゼ神  商売と旅と縁  若い男性 4.用語 トルデルニーク :ケーキの生地を棒に巻いて焼いたお菓子。現実ではチェコ・ハンガリー・スロヴァキア地域で発展。 アイントプフ :豆、ニンジン、玉ねぎ、ソーセージなど、色々なものを煮込んだアシハラ王国の一般的なスープ。なお、食材をあまり入手できない家庭ではアイントプフは作らず、豆と塩のスープを作る。現実ではドイツの伝統的な家庭料理でスープの味付けは多種多様。 インターナート :作中では全寮制の寄宿学校のこと。貴族の子弟は10歳になると嬌声的に入所させられ、一般教養や心構え、戦闘や戦争のことなどを学ばされる。女子であっても例外ではない。現実では寮や寄宿舎のこと。 リベリー(お仕着せ布) :現在のスポーツ競技の際に上から着るビブスのようなもの。常備兵が少なく、必要なときに兵を徴兵した時代、敵味方の区別がつくようにお揃いのものを着せた。 キュイラス(胸甲) :肩から腰までを覆う鉄製の鎧。首当はあるが、肩当はない。また本作では腰から太ももまでを覆うタセット(草摺り(くさずり))は着脱可能なもので固定式ではない。第1章から第2章までの時代はタセットが廃れてゆく過渡期だった。 アイゲントーマ :作中では繁盛しているお店のオーナーや大旦那の尊称。 クニヒト :領主に任命され、領地の運営管理と兵の徴募育成を担う階級。徴収した税金の一部を自己の収入にできる点で、領主からの給金のみを収入とする代官とは異なる。 蝋板 :木の板の上に蝋を伸ばして固めたもので、スタイラスで削って文字などを記入した。現実のヨーロッパでは紙の大量生産体勢が構築されなかったためか、少なくとも古代ローマ帝国の時代から、最近では19世紀まで使用されていた。
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