ー第1章ー夢ではないです。正夢ですー

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ートバリシティ 某ファミレスー 「「「「…。」」」」 項垂れた男女が4人いた。場所はファミレスなのだが注文もせず 暗い空気の中正確に言えば項垂れているのは3人だが店員も声をかけに行くのを 躊躇するレベルだ。 しかもそのテーブルにいるのはただのトレーナーではない。 現シンオウチャンピオン、現役№1コーディネーターと№2ペア。 イッシュチャンピオンの弟子というラインナップ。 本来全員多忙な身だが時間を作りあることについて何度か話し合いをしている。 今回3回目の話し合いの日である。 「…あいつ引きこもってどれくらいだっけ?」 「一か月…2か月?」 「まあその位ね。コルサのやつ頑固者すぎない?」 上からラルド、ケンヤ、ユマである。 チャンピオンをやめ、SNSの誹謗中傷(主にエゴザのせい)に傷ついたコルサが引きこもっって2か月 が経った。 コルサの友人としてどうにかして外に出そうとあれこれ手を尽くしたが効果はなかった。 疲れ果てたユマ達が項垂れている中、アキトだけ何故か機嫌がいい。 「アキト機嫌よくね?」 「機嫌いいというかとうとう頭おかしくなった?」 「ユマちゃん失礼だな、ちげぇよ。実は…確実に奴を引きこもりから卒業させることができる方法を思いついたんだよ。」
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