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1.芹乃栄 (せりすなわちさかう)
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わたし:芹乃栄(せりすなわちさかう)とはセリがよく育つという意味です。
なぎさ:セリは春の七草の代表だね。
わたし:七草全部言える?
なぎさ:言えるよ。セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロでしょ。
わたし:コピペやないかいっ!
なぎさ:あんたがメタなこと言うのめずらしいね。七草粥用にスーパーでパックにしたのを売ってるけど、スズナ(大根)、スズシロ(蕪)にセリを足せばそれらしくなるよ。
七草粥お餅入れてどうすんの
わたし:では恒例の三句詠みを。
小寒の横丁で待つ白バイや
なぎさ:誰これ?
わたし:「こちら葛飾亀有公園前前派出所」の本田だよ。亀有上宿の七福神を探してて見つけた。知らない?
なぎさ:知らないです。
床に着く足小寒の朝ぼらけ
わたし:お布団から出した足先の冷たさと少し夜明けが早くなった感じの対比かな。
柄になく熱燗すする小寒や
なぎさ:そういや一時期日本酒飲んでたけど、やめたの?
わたし:水で割るお酒の方が合ってるんだよ。
なぎさ:歳時記の部立ては四季に新年を足してるんだね。
わたし:ま、いろいろ理由や事情があるんだろうけど、お正月は特別ってことじゃないかな。
ふくろうの初声を聞くめでたさや
初声は元日の早暁に初めて聞く鳥の声です。このふくろうの像も亀有で見つけました。亀有の小さな七福神のショート動画をYouTube(@user-rf5up1nn7r)にアップしました。
なぎさ:じゃあ、あたしも一句。
シクラメンつぼみ数える初買いや
今咲いてる花じゃなく、将来性を見るの。
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