2人の帰り道

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 柚とは、幼稚園で知り合った。 『バスの席が隣で、いつも寝てばっかりの子』それが柚の第一印象。    はじめて柚と話したのは、、年中だったかな?  なんて話したかは覚えてないけど、すごく楽しかった記憶が残ってる。  それからいつも、柚の家に着くまで話してたよね。  私達は隣の地区同士で、だいたいバスで一時間ぐらい揺られていたよね。  年長になると、柚とふざけ合ったり、落とし穴に落とされたり。  意地悪だったけど、楽しくて仕方がなくて。  柚が習い事でいないときは、寂しかったんだよ?  窓の外から手を振ってる柚が、私が振ってるのに気づいて振ってくれた時は嬉しくて。  困ってる年少の子を話したら、助けてくれて。  そんな柚を、好きになった。
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