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社会人3年目、つい柚は私にプロポーズをした。
「絶対幸せにするから、結婚してください」
夜景が綺麗なレストランで、柚は照れながらそう告げた。
感動して思わず涙が溢れ、せっかくデートだから気合いを入れてきたお化粧が台無しになった。
意地悪で、真逆の世界にいた柚。そっちから告白してくれて、数年も付き合って、ついプロポーズもしてくれて。
本当に、本当にありがとう。
私を幸せにしようと思ってくれて、ありがとう。
「ーーはい、お願いします」
涙を拭いながら、返事を返した。
最後に、
柚へ。
私と結婚してくれてありがとう。
こんな私を、妻にしたいと思ってくれる人がいると思わなかった。
いつまでも、いつまで、大好きです。
藍衣より。
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