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馬車に揺られる事数時間、辺りも暗くなり夜道は冷え込んでいた
町までまだまだ距離があるため、馬車を停めて野営することにした
「さぁクレス、シチューが出来ましたわ!いくらでもあるので沢山食べて下さいね!」
「あぁありがとうシア‥‥‥それでシアは着いたらまず何をするんだ?」
「そうですね、まずは持ってきた物の荷卸しと清掃です、お店を構えたけれど新築ではないので手入れをしないといけないですわ」
「なるほど、確かに着いてすぐお店を開きましょう!なんて出来ないよな、よし、力仕事は任せてくれ!」
「ふふ、ありがとうクレス、次にクレスのお家に案内してもらいますわ、不束な私ですがよろしくお願いします」
シアは深々と頭を下げ、嬉しそうにしている
「あ、あぁ!こちらこそよろしくな!な、なんかすごく照れるな‥‥」
「そ、そうですね!あとは後日近くにある洞窟で魔鉱石の採掘を行いたいですわ!」
街の近くの洞窟といえばロッキー鉱山か、確かにあそこは魔鉱石が豊富に採れるな‥‥‥
魔鉱石とは、本来魔法を使うのに体の中で練った魔力で魔法が使える
体外の魔素からは魔法は使うことが出来ないのだが、魔具を媒体に魔力を込めることで魔鉱石に眠る魔力を使うことができる
今ではどの家庭でも必需品となっている物の一つだ
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