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「でも良いのか?亡きおじいちゃんの形見になるんじゃ‥‥」
「それは安心して下さい、形見は別にありますから!」
シアはそう言うと綺麗なペンダントを見せてくれた、それはとてもひび割れてる赤い宝石が取り付けられていて、悪く言ってしまえば色のついた石だった
「これはおじいちゃんが初めて発掘した魔石らしいんです、それに本来魔石は長い間使っていると砕け散って砂のようになる性質をもってるんですけど、この魔石は砕け散らずこのまま形を残したんです」
「それは原魔石と言って、瘴気石の反対で魔力がほとんど含んでいないんだ、だから主に宝飾として使われていたんだ」
「へぇ、そうなのですね!でもあまり見たことが無いのですけれど‥‥」
「あぁ、だってそれは500年くらい前の代物だからな」
シアは耳を疑った、500年前?50年前の間違いでは?と
「今は大地に眠る魔素を鉱石達が吸い上げちゃうから、原魔石が出来ることはないんだけど、まさかまたお目にかかれるとは思わなかったよ!」
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