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「コンコン、すみません空いていますか?」
扉をノックする音の方に顔を向けると、眼鏡をかけた女性が入ってきた
「あ、ごめんなさい、まだ開店はしてなくって明日以降には開けようと思ってるんですけど‥‥」
「そうなんですね‥‥‥私ってばいつも入るお店がオープン前だったり、定休日だったり、なくなったりするんです‥‥はぅぅ」
な、なんか可哀想な人だな‥‥
「ちなみにどう言ったご用件ですか?」
眼鏡をかけた女性はハッと元に戻り、用件を話した
「はい、実は教員をやっていまして、今度新しく入った生徒さん達に、実習用の魔石を買いに来たのです!ですがことごとくお店がやっていなくてここが最後だと思って来たのです‥‥ううっ‥」
確かレグノーランに魔石屋はここを含めて4店舗くらいしか無いよな、それでも3店舗ともやってないのは逆に凄いな‥‥
「そうなのですか‥‥事情は分かりました、それじゃあ今日はシークレットオープンと言うことで魔石を販売致しますね!」
シアがそう言うと眼鏡をかけた女性は笑顔になり、とても喜んだ
「わぁ!ありがとうございます!明日までには用意しないといけなかったのでとても嬉しいです!あ、私ラノアと申します、以後お付き合いさせていただきたいと思っていますので、よろしくお願いします!」
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