不老不死の勇者

豊かな町、レグノーラン

「改めて先程はありがとうございました、私はクレスさんが何をしたのか分からなかったのですが、盗賊を懲らしめてくれたのですね？」

「あぁ、延髄の辺りを軽く叩いただけなんだけど、それ以上やっちゃうと弾けちゃうと言うか‥‥」

「‥‥‥え？‥‥‥弾け？」

「あ、あぁいや、思いっきり吹っ飛ばしてしまうって事ですよ！あはは」

「そうなのですね！うふふ！」

あ、あぶない！そんな初対面の人にそんなグロい話をされたら引いちゃうよね！

「してナターシアさんはレグノーランの町にどのようなご用事ですか？」

するとナターシアは嬉しそうに答えた

「うふふ、それはですね、私元々少し離れたマルクルスという町で商売をしていたのですが、商業の町で有名と言われるレグノーランにお店を出す事に決めたのです！」

「へぇ、レグノーランは商業の町と言われていたのか、レグノーランに住みながら初めて聞きいたよ！確かにお店はいっぱいあるなとは思ってたけどそういう事だったのか‥‥」

ナターシアはクレスがレグノーランの住民だと分かると目を光らせた