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  「少し意地悪をして、虐めてみたいっていう気持ちもあるかな」 「え?」 「次、する時は…はじめから、おれが彼方の体を開いてもいい?」 (…!)  ふるふるっ、と、彼方の目の前でローションのボトルを振って見せる隼人の瞳に愉悦の光があるのに気づき、からかわれていると、分かっても。  『次にする時』という言葉、だけでなく。  この体をまた抱いてくれるという『約束』をしてくれたことが、嬉しくて。  赤面しつつも、静かに笑い出した彼方を見て不思議そうな顔をした隼人に 「彼方?」  と名前を呼ばれ、 「すみません。突然、笑ったりして」  と言って、朱が走る顔を上げて隼人を見つめ、微笑んだ。 .
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