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告白
太陽は眩しすぎて苦手と
あなたに言ったことがありましたね
あの頃の僕は
深淵に住む勢いで
暗いところが好きでした
いや 実を言えば今も好きです
真っ暗で静かで
自分の呼吸音しか聴こえないようで
落ち着きます
僕が僕らしくいられる
そんな気がするから
スポットライトは
まだ僕には全然似合わないけど
豆電球くらいの光には
耐えられるようになりました
あなたはこちらにくればなんでも手に入ると
手を差し伸べてくれるんですが
まだ僕にはちょっと怖いし眩しい
でも
キラキラと輝いている
あなたを見るのは好きです
あなたは真夏の太陽ではなく
冬の日だまりのような暖かさがあるから
ここにきて
ゆっくりしていきなよ
また落ち込んでもいいからさ
って言われているようで
あなたの側はとても安心するのです
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