宝石の涙
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私と住井は、研究所から飛び出した。 住井は、私に「楽しいと思えることをたくさんしよう」と言った。 私は、嬉しかった。 感情もないせいで人並みの生活は望めないと思っていたからだ。 研究所から飛び出した時、人生で最後の黄色に輝く涙が両目から流れた。 シトリンだった。 石言葉は、幸福、初恋。
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