375人が本棚に入れています
本棚に追加
「ごっそうさまっした!!!」
「ごちそうしました。」
そんな言葉と共に、お茶会はお開きとなった。
消費した紅茶1人当たり六杯。
飲み過ぎだしなんならお腹タプタプ。それでも外見にでてこない俺の腹筋ナイス。こういうタイミングが鍛えててよかったって一番実感する。あと文化祭で腹筋チラ見せできるとき。
でもどれだけ俺の腹筋が頑張っているとしても中身の水分率はすごいことになっている、はず。しかし後悔も反省もしていない。なぜなら信じられないぐらいケーキが美味しかったから。
ちなみにケーキは3つしか消費していない。しっかりしたケーキだったので、3つぐらい食べて3人ともお腹いっぱいになってしまった。
また今度一緒に食べようねーと約束したので、俺はちょくちょくここに来てケーキを食べることにします。消費期限はさっき見たら割と長かった。やはり高級店は違う。
「いや……マジでうまかった。生きててよかった。」
「榊君、生の実感がお手軽ですね。」
「自社共に認める幸せな人生です。じゃ、そろそろ帰ります。」
「あ、そうだ。生徒会のお手伝いの件なんですけど、」
「お断りします!!!」
「っ、まあスパッと切りましたね…」
俺は他にやることないわけじゃないしね。
いくら美味しいケーキをごちそうになったからと言って、そこまでする必要はないと思うのです。助けてって言われたら時々手伝うくらいはするけど。
「俺は放課後にまで仕事をしたくないです!!!!」
「あ、そうですか………」
「そこまで言うならしょうがない。猫の手を借りるテンションで、時々手伝いくらいは頼んでいいんだよな?」
「まあ、そんくらいなら。」
ひき肉を撫でるついでに、のテンションくらいならいいよ。別に。
最初のコメントを投稿しよう!