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『魔女』
史学者「ミシュレ」先生の著作。
貧困と宗教的権威に支配された、暗黒の中世ヨーロッパ。
そんな時代に、虐げられた女性の中から誕生した「魔女」。
「迷信」しか存在しなかった世の中に差した“科学の光”と言えなくもない訳ですが、宗教的価値観からすれば異端で悪魔的な科学。
(もっとも、宗教者と言えども、腐敗し堕落しきっていたようですが)。
「愚かな時代だった」と言えば、それまでてますが…悪魔との和解をへて、現代の文明があるようです。
(しかし、フランス的なのでしょうか? 叙情的・余情的・シニカルな表現は、ましてや文化的なバック・グラウンドが違う無学な日本人には、難解な部分も多々ありました)。
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