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「しかし。これは教育係の仕事ではなく彼自身の仕事でありーー」 「今までプレッシャーと仕事の苦痛に耐えてくれてありがとう。もし、君が統一官になってくれると言うなら、同僚にやるよう要請できるんだ。分かるかね」 「それは正に私が望んでいた事でありますが、私が関わる事は無関係でーー」 「本音を隠すな」 怒号が響き渡り、息が詰まる。 「君は昔からそうだ。他人ばかり優先する。たまには自分の事を優先してみてはどうかと思うのだが」 黙ってしまう。 「如月くん。子奴を見張っといてくれ。少々退室する」 そうして長官と取調室を出た。 「小さい頃の君を思い出した」 何も出来ない頃。 思い出したくも無い頃だった気がする。 その記憶は、消している。 「では。天羽と如月、そして八神でタッグを組み、「特別任務遂行部隊」とし、現状解決に臨め」 長官が言った。 「了解」 長官が立ち去る。
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