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「上官:八神湊より、少官:如月大和、統一官:天羽楽へ。長官からの命により、八神湊を隊長とした特別任務遂行部隊として現任務に対する最善を尽くせ」 「…如月より、了解」 「天羽より、了解」 「隊長:八神より、一度レーダー室に集合せよ」 統一官という言葉を口にすると、事の重大さと自分の不甲斐なさを実感する。 「馬鹿だな」 後輩を怒らせ、先輩までも仕事に駆り出させている。 見逃さなければ。あの時確認していれば。 ずっとあの時の情景がフラッシュバックし、後悔が込み上げる。 「八神。大丈夫か」 俯いていた顔を上げると、二人が既に到着していた。 「済まない」 「後悔してても、このスパイ課は元々世間に知られることは無い。バレなきゃいい」 天羽が笑った。
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