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書いてはみたものの
どうにもならないので、小説は諦めた。その後も書こうとしてちょっと書いては出だしでこけてた。主役や脇役の名前考えるのが面倒くさかったり。外国の貴族の物語書くなら、爵位とかわかってないとだめだし。
公募ガイドとか読んで、応募できたらいいなと思いつつ。月日は流れまくった。気づくと世の中、パソコン全盛期で。パソコンにサイト作ったら、発表できるようになって。
でも小説は全然書かないで、ファンサイトを作ってた。そしてパソコン夢中になりすぎ、気がついたら、飛び降りて大けがしたりしながら、日々はどんどん過ぎていった。
ブログができ、サイトを作らなくても、文字書くだけでいいんだと感動した。パソコンからスマホに代わり、小説が投稿できるようになった。
特に小説家になろうは書籍化されるのが多くて、すごいなあと思ってた。パソコンの時から思ってたけど、書籍化されなくても、自分の書いた文章を気軽に発表できるって、それだけでもいいなあと。
ブログにたまに感想きたら、感動してたし。書き手も人気出て出版社の目に留まれば、書籍化されて良い時代だと思う。人気出るまでが大変なんだろうけど。
投稿サイトもコンテストたくさんあるし。私が読んでた人も次々デビューしてた。
書くのより、読む方が。
圧倒的に好きなので、WEB小説でいい作品見つけては書籍化した、よかったと思ってた。
電子書籍で出すからサイトから消しますと言われるとそうなの、そりゃそうだよねと思いつつも釈然としなかった。
その人は完全にプロ作家になった。サイトは番外編とか、書籍化しなかったのしか置かなくなったから、自然と足が遠のいた。
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