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次に優衣菜が目を覚ますと、そこは真っ白の世界だった。
｢なにここ…死んだんじゃないの…？｣
−−−コンニチハ ホシノミヤ ユイナサマ−−−
｢え、なに？誰？わたし死んだと思ってたのにまだ生きてるの？それともここは天国みたいなところ？｣
−−−ハジメマシテ ワタクシハ カミノツカイ アリスティア−−−
｢えぇ、こんにちは。質問に答えていただけないかしら。｣
−−−セカサナイデ ユイナサマ アナタハ シヌハズデハ ナカッタ シカシ シンデシマッタ コチラノ フテギワデ モウシワケナイ −−−
｢それではやはり私は死んでしまったのね、仕方ないわ。女の子を助けることができてよかった。｣
−−−モウシワケナイガ シンデシマッタモノヲ モトノ セカイニ カエスコトハ デキナイ−−−
｢そうね、生き返ったらびっくりしてしまうものね。｣
−−−シカシ アナタノヨウナ ユウシュウナ ニンゲンヲ ウシナッテシマウノハ アマリニモ オシイコトダ−−−
｢そんなことを言われてもどうしようもないわね、私には｣
−−−ソウ ダカラ ベツセカイニ トンデモルウコトニ ナッタ−−−
｢えっ…？ 別世界？｣
−−−ソウダ ワレワレモ サイダイキュウ テダスケヲスル−−−
｢そ…そんなことを言われても…｣
−−−マズハ イッテモラウ セカイダガ マホウガアル ユイナサマ アナタニモ マホウヲ サズケヨウ−−−
｢え？魔法？え、大丈夫なところ？そこ。｣
−−−ダイジョウブダ ソレト コトバモ ツウジルヨウニ シテオク アトハ アリスティア ト ヨンデクレタラ ヨビカケニコタエヨウ−−−
｢え、待って、色々あたまが追いついて無いんだけど！｣
−−−ソレデハ マタアオウ カミノカゴヲ ササゲル シアワセニ ナレ−−−
｢神の加護って言った？幸せになれ？え、いいやつなのかな？｣
優衣菜の周りの白の景色が揺れたかと思うと、またしても優衣菜は意識を失っていた。
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