6人が本棚に入れています
本棚に追加
アベルは大人の猫なので、躾の必要が全くない。
トイレも無事済ませる事ができた。
その事を保護主さんにメールで報告した。
『おトイレも無事に使えてよかったです。また何かありましたらいつでもご連絡ください』
と返信が来た。
4日後、アベルがソファの下から出て、初めて寝室に来た。
そして瞳子のいるベッドに飛び乗った。
「アベル!来てくれたのー。んー、可愛いねぇ」
瞳子はアベルを撫でた。
アベルもゴロゴロと喉を鳴らして応える。
しばらく戯れていた2人だったが、突然
「ゲェーッ、ゲェーッ、ゲェーッ」
吐きそうに苦しみ出した。
「どうしたのアベル⁉︎吐きそう⁉︎」
「ゲェーッ、ゲェーッ、ゲェーッ……」
(吐かないで治まった…)
こんな事は以前にもあったのだろうか。
毛球症?
わからないので、瞳子は保護主さんにメールで問い合わせてみた。
『そうなんです。吐きそうだけど吐かないんです』
との返事だった。
どうやら以前からこのような症状はあったらしい。
お腹に毛玉が溜まっているなら、獣医さんに診てもらわないといけない。
最初のコメントを投稿しよう!