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俺は後悔した。バイクに乗せるなんて言ったから、今日の沙耶さんはカジュアルなパンツスタイルだ。一方、旦那と一緒にいた女性はバラのようなワンピース姿で、店内でもとりわけ目立っていた。沙耶さんは自分と比べたりしなかっただろうか。
もちろん、沙耶さんの体に沿う白いニットは俺の目には充分に女性らしく映る。彼女の少女っぽい可憐な雰囲気を引き立てて、抱きしめたくなるほど魅力的だ。彼女はそんな自分の魅力にちゃんと気づいているだろうか。
「見るなって言われたけど、会計してるときに旦那と相手の女性、見ちゃいました」
駐車場に着くと、俺は言う。
「旦那は、まあ想像してた通り。ところで、あの女性、歳食ってそうな印象でしたね。沙耶さんのほうが100倍いい女。俺マジでもらっちゃおうかな」
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