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僕の青春は始まったばかりだ
第一章 入学式!!
「今から君達はこの学校の生徒になるわけで~~」
恒例のクソ長い校長の話がつづく。なんかもっと
入学おめでとう!入学金が手に入ってるうれしいよ!とかにしたらいいのに。え、長い必要ってあるの?とか思いながらまだ長い話はつづく。
40分弱の校長の演説が終わり、この後の説明に入る。
後ろから何の話だったの?という会話をしている女子の声が聞こえてきた。みんな内容って覚えてなくない?大概、はやくおわんねえかなーって思ってるような気がする。あ、どうやら教室に移動するみたいだ。
どうでもいいことなんだけど、新入生の代表挨拶って
する人は事前に伝えられているのかな…
「入学おめでとう!今日からこのクラスの担任の猿渡だ!好きな食べ物は砂肝で嫌いな食べ物はチッコカタメターノだよ!」
えっらい癖の強い先生だな。面白そうだけど
漫画に出てきそうな赤に白のラインが入ったジャージに髪はオールバックで脇に竹刀を立て掛けている。
これは突っ込み待ちなのか?入学そうそう突っ込みたくてしょうがない。あ!僕の他にも笑いをこらえている生徒がいる。
「じゃあ自己紹介をしてくれ!」
順番に自己紹介が始まった
「海邦中学校出身、安藤 照哉です。好きな食べ物は~えっと、カレーです。」
「青松中学校出身、伊藤 正清です!特技はサッカーです!」
「青松中学校からきました、和田 康生です。好きなものは、仏像です!」
「う○こ!う○こ!う○こ!う○こ!う○こ!」
一部ヤバい奴がいるが自己紹介は滞りなく進んだ。
そして遂に自分の番がやってきた
「海邦中学校出身、藤井 天音です。女みたいな名前ですが、一応 男です」
全ての自己紹介が終わって、自由時間に入った。
ある程度、グループで仲良くなっているところがちらほら。うまく馴染めるかなあ…
「ねえねえ‼︎天音って呼んでいい!?」
話しかけてくれたのはさっきのう○こって叫んでたやつだ
「いいけどまず名前教えてくれ」
「えーピーでピーピーだからピーピーピー!」
どうしよう、修正が入りすぎて何を言ってるのかわからない
「天堂 宏だよ!」
やっと人間の言葉を理解したか
「じゃあ天堂。」
「えーつれないなぁ。気軽に『みよっち』って呼んでよ」
「どっから『みよ』が出てきたんだ。下の名前ひろだろ。一文字も合ってないじゃないか」
「じゃあひろって呼んでちょ♡」
入学そうそう変な奴に絡まれたな
この3年間大丈夫か…?
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