第一話 私はユカ

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誠也が熱い目で あたしを見つめながらそう言った この頃の年の男の子に こういう目で見つめられるのは 気持ちがよかった 何か自分が特別な 存在になったような  このうえなく 大切なものになったような 今は誠也はあたしのことを 崇めているような 目つきになっている あたしは立ち上がって スカートの中に手を入れた  一部始終あたしのしぐさに 誠也の視線がまとわりつく はいていたパンツを  ゆっくり脱ぐと・・・・ すぐ近くの藁の上におく 本当は白のグンゼじゃなくて  もっとかわいいものが欲しいのに 学園の洋服は いつも誰かのおさがりで 古い匂いがするのでキライだった あたしは  膝のうえからワンピースの スカートの裾を持ち上げて 序々に上にあげていく これがあたしの秘密の遊び ふと学園長の言葉が頭にうかぶ 「 純潔  」 こういうことをする あたしは穢れているのだろうか? こんな所を大勢の 男の子に見せている自分は 他の女の子とはちがうのだろうか?
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