第一話 私はユカ

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この日 あたしはいつもの納屋で 猛と二人でいた にきび面で茶髪の猛は学園で 一番背が高くケンカが強かった 子供心にあたしは 猛に気に入られていたら 自分の身は安泰のような気がしていた そして みんなの前では強くリーダー核の 猛が二人っきりの時はいとも簡単に おとなしくなるのが愉快だった 「ねぇ ユカ・・・・ もっと広げて見せろよ」 「これ以上ムリよ   」 あたしはいつものように 猛の目の前で大きく足を広げ 猛の熱い視線に自分の 秘所をさらけ出して なぜか頭の中では聖書の くだりを暗証していた この時の猛のあらゆる 興奮に応えるのが なぜか自分が有利になったような 大切な存在になったようで あたしは好きだった なぜこんなことを やりだしたのかはわからない でも  あたしは自分を守ってくれる 何かが欲しかった 以前に一度  みんなで遊んでいる時に 不意に道端でころんだ時 そばにいた猛の視線は あたしのスカートの 中にあったのを見逃さなかった なので数日後 あたしは毅を誘って言った 「ねぇ 猛・・・・  パンツ見せてあげようか? 」
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