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二人の兄
シルバーは、庭園で月を見上げていると、“天下5剣”と言われる、人間が作った刀の三日月宗近が現れたのでした。
三日月「お主は…人か?」
シルバー「付喪神よ、私を人間と言うならば、あの子の生き方を否定してしまいます。私は、西洋鬼の一族の女王と現在皇帝である、王太子殿下の父親総司=沖田・ルージュ皇帝陛下の子息である、王太子殿下の護衛に来たものです。第三皇子シルバー=ヴァン・ルージュです。」
三日月「沖田…新撰組の元幹部か?皇子であるのならば、お主も守られる筈だろ?」
三日月の疑問は、シルバーにとっては、正論だが、一族の習わしでは、兄は弟を護るものだと教わるために、否定的なのでした。
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