ししえりのいえ -呪われ代行・荊禍栖2-

登場人物

【古嵜円凪】こざき・まどな
20歳、女性。通称こまどちゃん。実家の生贄騒動から無事生還した結果、家族と住居を失い大学も中退した。現在栖の部屋の隣室に住みながら、呪われ代行屋の家事手伝いと事務バイトをこなしている。よく美少年に間違われる長身女子。

【荊禍栖】いばらま・すみか
年齢不詳、男性。他人の呪いや霊障を肩代わりする『呪われ代行屋』としてお小遣いを稼ぐ怪しいスウェットの男。本業は穢れた土地に住み浄化させることで、『穢饌』と呼ばれる。午前二時になると穢れを喰いに出てくる■■を飼っている。感情がスカスカしていて相当な面倒くさがり。

【シノミツ】しのみつ
年齢不詳、男性。穢土調整課の下っ端公務員。人の視線を逸らす呪がかかっているため、普通の人間からは顔を認識されず、霊感のある人間からは『何かしらで顔が見えないようになっている』状態に映る。こまどにはA4の白い紙を顔に貼った状態に、栖には誰かの手が顔を隠している状態に見えている。礼儀正しいスーツメンズ。

【宇多川紗由】うたがわ・さゆ
19歳、女性。大学生。古嵜せんぱいにはさゆゆと呼んでほしい元後輩で元オカルト研究会メンバー。霊感もなければ怖い話が好きなわけでもない。ただの古嵜ファン。派手な服にがっつりメイクの元気女子。